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力が抜けていることの強さ

 久しぶりのブログのアップとなりました。
再開しますので、よろしくお願いします!
また、こちらでアップしてきた過去のコラムを編集し、別サイトnoteでも公開しています。
こちらも合わせてご覧ください。

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我が家の小さなベランダに置いてあるプランターの植物達が冬の間にほとんど枯れてしまいました。

先日それを片付けていると、枯れた朝顔のツルの根元に綺麗なきみどり色の苔が、こんもりと柔らかに生えていました。まるで小さな森を見つけたような気持ちになりました。

そして、もう一つの枯れた桔梗の茎を引っ張ると、外側の枯れた部分がスルッと抜けて、その下から出て来たばかりの紫色のつやつやした芽。

もう終わってしまったと諦めていたベランダの植木たちの再生の姿を見て、私の心に温かな希望の火が灯ったようでした。

 

 

先日、あるワークショップに参加して来ました。

そこで行ったワークがとても興味深く、驚きの体験でした。

 

そのワークは、二人組になり、AさんがBさんの腕を曲げるというものでした。

まずはBさんが拳を作って腕に力を入れ、まっすぐに伸ばします。

そこへAさんが力を入れて、その腕の肘を内側へ曲げようとするのです。

すると、二人は力を入れて押したり抵抗したりした末に、Bさんの腕が負けるかAさんが諦めるか・・という攻防の構図になります。

 

次に、Bさんは手のひらを開いて腕をまっすぐに伸ばし、リラックスします。そして足元から水を吸い上げ、手の指先から放水しているようなイメージします。

Aさんは、先ほどと同じように、力を入れて、Bさんの腕を曲げようとします。

すると・・Bさんの腕はビクともしません。力は入れていないのに、動かないのです。

 

講師の話では、リラックスすることでエネルギーが自然に流れ、力を入れるよりも強くなる・・ということでした。

 

 

私は、このことは全てのことに通じると思いました。

仕事をしている時や自分が何か“成功させたいこと”に取り組んでいる時、自分に力が入っていることに気づきます。

肩に力が入り、眉間にはシワが寄り、視野も狭くなっています。

 

ある時、保育中に、自分がこの力が入っている状態であることに気づきました。

視野が狭くなり、目の前の子ども達の落ち着かない状態を“なんとかしよう”と頑張っていたのです。

それに気づいた次の瞬間、

“なんとかしなければならない”という考えを一旦置いておき、

その時やっていたことの手を休め、周りを見回しました。

すると「“なんとかしなければならない”ことは何もないかもしれない」と思えて来ました。

それと同時に子ども達も落ち着いているように見え、自分の中にあったバタバタしている感覚も消えました。

 

リラックスしている時ほど、周りがよく見えています。

そして、自然に任せることによって全体がスムーズに動くようになります。

 

「うまく回るように・・」と頑張っている時ほど、うまく回らないという経験を何度もしたことがあります。

皆さんもそんな経験がありませんか?

その時の自分を思い出してみると‥

自分が思い描いた“理想の形”や“方法”に持って行こうとしたり、

何かが“良くない”(悪い)から直そうとしていたり、

自分の考えへの“執着”があることに気づきます。

 

自分で頑張ってぎゅっと握りしめていたエネルギーを手放すことで、自然と全体がうまく回りだし、穏やかで軽いエネルギーが動き出します。

リラックスした場で、エネルギーが流れていることによって、自然にスムーズに力強く、世界は動くのですね。

 

「地球はこれ以上の成功者を必要としていない」

ダライ・ラマ法王のこの言葉を思い出します。

力を入れて、成功者になろうとするよりも、リラックスして自分が心地よい世界を創り出す私たちでいることが、地球環境にも良いのかもしれません。

 

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