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2019年4月

シンプルであることの大切さ

先日、京都へ行ってきました。

東山にある青蓮院へ行き、縁側に座って、庭に植えてある天然記念物の大きな楠の太い幹や枝ぶり、新緑の葉を眺めているうちに、自分の内側が“シーン・・”と静かになっていく体験をしました。

その静けさを味わいながら、黄緑色にキラキラと輝く苔や青々とした新緑のもみじ、芽吹き始めた木々の若葉に心を奪われました。

 

 

先日、相手にスムーズに話が届かないという体験がありました。

3回全く同じことをほぼ同じ言葉で話しても、その時の相手の状態で、その都度その人の聴き方が変わっていくのです。

 

例えばこんなやり取りです。

1回目 

A「この書類をこういう風に直しておいてくださいね。」

B「え?間違っていたんですか?言われた通りにしましたけど。〇〇さんがこう言ったから・・」(間違えを指摘されたと思い、自分を正当化し始める)

2回目

A「この書類をこういう風に直しておいて頂ければ大丈夫です。」

B「え?そうしたらこういうケースの場合は全部こういう風にしなければいけないんですか?こっちの書類も直すんですか?・・」(今、目の前のことではないケースを探し始める)

3回目
A
「この書類だけを、直しておいて頂ければ大丈夫です。」

B「わかりました、この書類を直せばいいんですね。」(やっと納得する)

 

Bの自分を守る会話から、ポイントがあちらこちらにブレてしまい、シンプルなことを言っているのになかなか届かない状態です。

Bが“今”に集中していない状態がわかります。過去に遡って心配したり、これから起きるであろう未来への心配を始めるという具合です。

 

また別のケースでは、

1回目
C
「いつもうまくいかないから、今度からこうしようと思っています。」

D「そうだよ。あなたはいつもそうやっているからうまくいかないって私は言ってたでしょ・・」(鬼の首を取ったようになる)

2回目

C「はい、だから、今度からこうしようと思っています。」

D「いつもあなたがうまくいかないから、私も仕事が増えるし、迷惑しているんだよ・・」(文句を言い始める)

3回目
C
「迷惑をおかけしてすみません。」(受け取る)「今度からこうしようと思います。」

D「よろしく頼んだよ」(言いたいことを全部言い、落ち着く)

 

日頃不満を募らせているDが、相手を負かそうとする会話になっています。この会話にCが応酬すると、口論に発展して行きます。

このCDのやり取りは、よく家庭内でもあるかもしれません。

 

 

このような体験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。

そして、誰でもABCDどの立場にもなりうると思います。

 

このように、シンプルなこともそのままシンプルに聴いていないのはなぜなのでしょう。

それは、頭の中が騒がしすぎるのです。

 

“今”この瞬間だけを観ることができると、世の中はとてもシンプル。

『“ないこと”があって、“あること”がある』のです。

 

最初のケースでは、ただ「書類を直す」という依頼を受けただけ。

でもその瞬間に、頭の中で、いろいろな考えが発動し、その考えから感情が揺れ動き、不安や心配が出てきます。

「書類を直す」というシンプルなことに、

「書類を直す」こと以外の“解釈”が付いていることがわかります。

 

二番目のケースでは、ただ「今度からこうします」という提案をされただけなのに、

その瞬間に頭の中で、過去からの不完了の出来事が浮かび、自分の不満のスイッチが押され、

相手へその不満を言い募り始めます。

そして、自分にとっても相手にとっても良い提案すら、肯定的に受け取れなくなってしまっています。

 

この二つのケースは、相手への評価と自分の正当化の思考がそうさせているのです。

 

今の時代、シンプルに物事を聴くことのできる耳とそのままを観ることのできる目を手に入れたいものです。

そのことによって、世界はよりシンプルで、静かになるように思います。


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力が抜けていることの強さ

 久しぶりのブログのアップとなりました。
再開しますので、よろしくお願いします!
また、こちらでアップしてきた過去のコラムを編集し、別サイトnoteでも公開しています。
こちらも合わせてご覧ください。

・・・・・・・・・

我が家の小さなベランダに置いてあるプランターの植物達が冬の間にほとんど枯れてしまいました。

先日それを片付けていると、枯れた朝顔のツルの根元に綺麗なきみどり色の苔が、こんもりと柔らかに生えていました。まるで小さな森を見つけたような気持ちになりました。

そして、もう一つの枯れた桔梗の茎を引っ張ると、外側の枯れた部分がスルッと抜けて、その下から出て来たばかりの紫色のつやつやした芽。

もう終わってしまったと諦めていたベランダの植木たちの再生の姿を見て、私の心に温かな希望の火が灯ったようでした。

 

 

先日、あるワークショップに参加して来ました。

そこで行ったワークがとても興味深く、驚きの体験でした。

 

そのワークは、二人組になり、AさんがBさんの腕を曲げるというものでした。

まずはBさんが拳を作って腕に力を入れ、まっすぐに伸ばします。

そこへAさんが力を入れて、その腕の肘を内側へ曲げようとするのです。

すると、二人は力を入れて押したり抵抗したりした末に、Bさんの腕が負けるかAさんが諦めるか・・という攻防の構図になります。

 

次に、Bさんは手のひらを開いて腕をまっすぐに伸ばし、リラックスします。そして足元から水を吸い上げ、手の指先から放水しているようなイメージします。

Aさんは、先ほどと同じように、力を入れて、Bさんの腕を曲げようとします。

すると・・Bさんの腕はビクともしません。力は入れていないのに、動かないのです。

 

講師の話では、リラックスすることでエネルギーが自然に流れ、力を入れるよりも強くなる・・ということでした。

 

 

私は、このことは全てのことに通じると思いました。

仕事をしている時や自分が何か“成功させたいこと”に取り組んでいる時、自分に力が入っていることに気づきます。

肩に力が入り、眉間にはシワが寄り、視野も狭くなっています。

 

ある時、保育中に、自分がこの力が入っている状態であることに気づきました。

視野が狭くなり、目の前の子ども達の落ち着かない状態を“なんとかしよう”と頑張っていたのです。

それに気づいた次の瞬間、

“なんとかしなければならない”という考えを一旦置いておき、

その時やっていたことの手を休め、周りを見回しました。

すると「“なんとかしなければならない”ことは何もないかもしれない」と思えて来ました。

それと同時に子ども達も落ち着いているように見え、自分の中にあったバタバタしている感覚も消えました。

 

リラックスしている時ほど、周りがよく見えています。

そして、自然に任せることによって全体がスムーズに動くようになります。

 

「うまく回るように・・」と頑張っている時ほど、うまく回らないという経験を何度もしたことがあります。

皆さんもそんな経験がありませんか?

その時の自分を思い出してみると‥

自分が思い描いた“理想の形”や“方法”に持って行こうとしたり、

何かが“良くない”(悪い)から直そうとしていたり、

自分の考えへの“執着”があることに気づきます。

 

自分で頑張ってぎゅっと握りしめていたエネルギーを手放すことで、自然と全体がうまく回りだし、穏やかで軽いエネルギーが動き出します。

リラックスした場で、エネルギーが流れていることによって、自然にスムーズに力強く、世界は動くのですね。

 

「地球はこれ以上の成功者を必要としていない」

ダライ・ラマ法王のこの言葉を思い出します。

力を入れて、成功者になろうとするよりも、リラックスして自分が心地よい世界を創り出す私たちでいることが、地球環境にも良いのかもしれません。

 

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☆このブログで書いたコラムを再度編集したものを、こちらhttps://note.mu/new_littletree
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