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比較と多様性

考え事をしながら歩いていた時、急に前方から陽の光が差してきて、その眩しさに顔を上げました。すると、目に飛び込んで来たのは、陽の光に照らされた満開の梅の花。濃いピンク色の花を枝いっぱいにつけたその梅の木は、まるでスポットライトを浴びているように輝き、私は一瞬にして心を奪われました。

 

 

先日、人と会い、話を聞いているうちに「この人は素晴らしいなぁ」と感じ、その人を心から受け入れている私がいました。

そして、また別の日には「どうしてこの人は閉じていて否定的なんだろう・・」と感じる人と会い、その人を受け入れられない私がいました。

この二つの出来事を思い出した時、“共感できる人”と“共感できない人”がいることに気づきました。

共感できる人とできない人がいるのは当たり前かもしれませんが、こうして自分の価値観に合わない人を批判するような思考が自然と出て来ます。

 

 

インターネットやFacebookの記事を見ていると、実に多くの比較と批判が存在します。

誰かが発信した記事に対しての炎上は、まさに批判的な意見が集結したものです。

 

比較は、役に立つことも多くあります。

電化製品やレストラン、映画や航空券に至るまで、たくさんの比較サイトがあります。その比較された商品やチケット等の中から、自分のイメージに合った物、自分が納得いくものを見つけることができ、その中から選択する根拠が得られます。

 

では、その選んでいる“自分”とは、どんな自分なのでしょうか。

 

以前、こんな“比較”の体験をしました。それは、ドーナツを買って、食べた時のことです。そのドーナツは、普通よりも少し大きくて、どっしりした形でした。しかも、ドーナツの割に値段も高く、少し迷いましたがそれを買いました。

そして、一口パクッとかじった瞬間

「あれ?」

私が思っていたようなドーナツではなかったのです。

それは、パンのような歯ごたえで、しっかり噛まないと飲み込めないようなタイプでした。

私が好きなドーナツは、さっくりとして、ケーキのように口の中でほろっと崩れるようなタイプのものです。

なので、一口食べた後、「高かったのに失敗した!もうこのお店のドーナツは買わない」と思いました。

次の瞬間、頭の中で評価・批判している自分に気づいたのです。

二口目は「味わってみよう」と思い直し、食べてみました。

すると「これはこれで美味しい」と、感じ方が変わりました。

 

頭の中で「自分が好きなドーナツ」を求めたままでいたら、そのまま「失敗した」と思って食べていたことでしょう。

でも実際には、そのドーナツも美味しかったのです。

 

比較することで、「これではない」と否定してしまうのと、

比較して、違いを認識し、「これもよし」になるのとでは、全く違う結果になります。

大げさに言えば、全く違う人生になるかもしれません。

 

選んでいる時の「自分」は誰として選んでいるのか?

それがキーポイントです。

否定的な自分だとしたら、「これは違う」「これでもない」と、消去法の人生になるかもしれません。

肯定的な自分だとしたら、「これもよし」そして「あれもよし」と、肯定的に世界を観ることができるのではないでしょうか。

 

 

ダイバーシティや多様性という言葉がよく使われていますが、本当の多様性を私たちは知っているのでしょうか?

比較され、競争の社会で生きてきた私たちです。

自動的に頭の中は、比較と批判になっているのではないでしょうか。

その否定的なあり方では、真の多様性の体験は難しいでしょう。

 

肯定的に世界を観て、真の多様性を理解した時、融和している世界を築くことができるのだと思ってます。

真の多様性を理解するには、私たち一人一人のあり方はもっと大人で、“成熟”していく必要があると感じています。

そして、“大人”については、また次の回に書いてみようと思います。


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