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両極の世界の可能性

春一番が吹いている日、ベランダの植木鉢が大きく揺れ、倒れてしまうかもしれないとハラハラしていると、ローズマリーの小さな紫の花が陽の光にキラッと光って見えました。その瞬間「大丈夫だよ」と言われたようで、かえって力づけられた私でした。

 

 

先日インドに行った時のことです。オートリキシャーで街中を走っている時、路上生活をしている家族たちを目にしました。その時、一緒に乗っていた知人に「この世界が良くなる日が来ると思いますか?」と聞かれました。

私は「思います。」と答えると同時に、『本当にそんな日が来るのかな・・』と疑念も浮かびました。

世界の飢餓は無くならず、貧富の格差はますます大きくなり、相変わらず戦争をしたがる政治家は健在で、教育費よりも軍事費に国家予算を費やしている‥そんな世界を見回すと、『良くなるのだろうか』と虚しさと共に無力感を感じている人も多いのではないでしょうか。

私にその質問をして来た知人にも、虚しさと諦めのようなものを感じました。

 

では、私たちはどんな世界を望んでいるか。

 

遠い世界で起きている貧困や内戦、難民のことよりも、

明日の仕事のこと、家族のこと、宿題のこと、学校のこと、お金のこと・・

目の前のそのことの方が解決すべき問題として切羽詰まっている私たち。

世界のことよりも自分のこと。

そんな風に感じているのが正直なところです。

 

 

先日新聞に、京都大学の研究報告で、0歳児でも正義に共感するという記事を読みました。

このことから、私たち人間は本能的に人を助けたいという利他的な意識があることが科学でも証明されつつあるようです。


 

以前、保育園の子ども達1歳〜2歳を連れて、森の中へ遊びに行った時のことです。

いつもはちょっと頑張れば登れる傾斜が急な土山が、その日は乾燥して足元の砂が滑ってしまい、苦労して登る子ども達。

先頭に登っていた男の子も半べそをかきながら、歯を食いしばって一番上までやっとのことで登りました。そして、後ろを振り返って「お〜い!だいじょうぶ〜?」と他の子に声を掛けていました。

その子の後に続く他の子達の中には、諦めて引き返す子や保育者に助けを求める子など、その日はみんながべそをかきながらその土山にチャレンジしていました。

もちろんやめてもいいのですが、登れた子がいると、他の子もどうしても登りたい・・そんな気持ちが出て来て、みんなが諦めない様子になりました。

すると一番先に登った子が、次に来た子の手を掴んで引っ張りあげ、二番目に登った子が今度は最初に登った子に加勢して、一緒に引っ張りあげる役目になり、そして次の子は、落ちないようにその二人の服を掴んで・・と、まるでチームでチャレンジしているかのような光景になりました。

その日の子ども達の達成感と連帯感はすばらしく、見ている私たち保育者も本気で応援し、感動した体験でした。

 

自然の中で遊ぶ子ども達の姿を見て、“助け合うことは人間の本能だ”と思うことが何度もありました。

 

今世界で起きている、飢餓や貧困・難民問題などの状況を見ると心が痛む・・というのは、この助け合いの本能から来るのではないかと思います。

 

大切なのは、この現実を直視し、私たちが創り出したい世界を明確に選択することではないでしょうか。目を背けていたり、無関心でいては世界は変わりません。

「自分はどんな世界を望んでいるのか」「何を選択する自分なのか」に明確であることが大切です。

 

今世界は様々な両極端の出来事が起きています。

フランシスコ教皇(ローマ法王)やダライ・ラマ法王は、宗教の枠を超えて、一つの真理へ向かっていくことを語り、

その一方でトランプ大統領のように、人を差別し排除するような、分離へと向かっている人が出て来る。

これは両極の現れではないでしょうか。

両極端だからこそ、どちらか一方に賛同する心が生まれ、選択ができます。

どちらを選択するかがはっきりするという、聖書に出て来る『裂開の劔』のことです。

このことが今の時代に起きているような気がします。

私たち人類が様々なことに気づき、選択する機会だと思います。

 

まずい食べ物と美味しい食べ物だったら、迷わず美味しい方を私は選びます。

それと同じように、自分はどちらの世界を選ぶか・・それを明確に意識する、そのエネルギーが世界を動かすのです。

 

冒頭に書いた「この世界が良くなる日が来ると思いますか?」の私の今の答えは、

「はい、思います。人の意識が変われば、オセロの駒が黒から白に一気に変わるように。」

人の意識が、正義へ向き、愛を表現すれば、利他的な仕組みや行動を生み出し、世界は急速に変化していくと私は信じています。

土台は「助け合いの本能」=“正義”と“愛”の世界に生きる私たちですから。



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