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意識的にエネルギーを扱う

ある公園の前を通ると「きゃ〜きゃはは・・」子どもが噴水の中で水遊びをしていました。水がビュ〜っと出るたびに声を挙げるその子どもの姿に、思わず笑顔になりました。そして、その噴水の周りの青々とした樹々が、青い空に映え、夏の涼を感じた私でした。

 

 

先日新聞に『子どもってわけわからん』という子育て相談コーナーがありました。

「子どもが勉強をしなくて困っている。勉強をしないで困るのは子どもだから、どうにかあの手この手で勉強をさせようと思っているが、なかなか子どもがやる気にならない。集中力・持続力のない我が子に困っている。」といった内容でした。記事の全体を読むと、親が何とか子どもに勉強をさせようと、色々な手を使っているけれど、子どもは“やらされている”という状態であることがわかりました。勉強をさせたい親とやる気にならない子どもという構図です。

“子どもは大人の思い通りにならない”=“子どもってわけわからん”というこの記事のタイトルが面白いと感じました。ちょっと俯瞰しているようにも、手放しているようにも聞こえて来ます。

「勉強をしないと将来に響くから、とにかく勉強して欲しい」と、子どもの将来を先回りして心配している大人をよそに、「つまんない。やりたくない。」と一向に勉強をしようとしない子どもの姿は“わけわからん”のでしょう。

 

こうした“わけわからん”ことは、子どもが赤ちゃんの時から起きています。でも、赤ちゃんの頃は、親の「こうさせたい」よりも、子どもが「これができた。こう育った。」という新しくできたことに親の目が向いているので、“わけわからん”は、“面白い・かわいい”という言葉に置き換えられていたのでしょう。

 

子どもの発育は興味と共に変化していきます。

例えば、一日の大半を寝て過ごしている赤ちゃんは、お母さんの声がする方を向きたいという心理から、寝返りが出来るようになる・・という理論があります。

成長の源には、自発的な興味や関心があるということがわかります。

このように、本来子どもは、興味や関心を持つからやってみようという成長に繋がる心理が働き、成長・発達していく存在です。

“子どもの育つ力を信じている”というあり方の親であれば、子どもが選ぶことを尊重するのではないでしょうか。

 

子どもを変えることはできませんし、変える必要もないのです。

そして私たちは自分自身しか扱えません。

これは、子どもに限らず、人との関係では、同じなのではないでしょうか。

大切なのは、自分を観ること。

今“先回りして心配”して言葉を発しているなぁ。

今“自分の思うようにして欲しい”と思っているなぁ。

今、あの人のこの一言にイライラしてるなぁ。

今、あのやり方について気に入らないと思っているなぁ。

・・と、自分の頭の中の言葉に気づくことがまず第一歩です。

 

“子どものため”“人のため”“会社のため”と言いながら、実は“自分のため”に相手をコントロールしようとしているということもあります。

その思考は、相手のことではありません。

自分のことなのです。

 

また、その“気に入らないこと”に関していつまでもエネルギーを注いでいることもあります。“自分がさせたいこと”“相手の気に入らないところ”などにエネルギーを注いでいると、そのことが強化されてくるので、より問題が大きくなり、そこに対する執着も強くなってくるものです。

 

 

以前、イベントで預かった子どもで挨拶をしても返さない子がいました。

「おはよう!」と言ってもチラッとこっちを見て、別の方に向いてふてくされている様子でした。どうしたものか・・と思って、話しかけたり、気にかけたりしていました。

うんともすんとも言わないその子に、振り向かせようと躍起になっている私がいました。

でも、「この子はこのままでいい。そして、私はこのイベントを楽しもう。」と思った時、“その子をどうにかしよう”としていたエネルギーは、自分に戻りました。

その子のことを気にせずに過ごしていたら、いつの間にかその子も笑顔になって、帰りには普通に話をし、笑い合うことができていました。

 

執着することで、エネルギーを注ぎ、強化してしまうということがあります。

エネルギーを外へ向けず、自分に戻した時、自然と改善されていくものなのです。

“自分は今、何に・どんなエネルギーを注いでいるのか。”

そのことを意識するだけで、自分の思考と感情がコントロールできるようになってきます。

無意識ではなく、意識的に過ごすようになると、自分の人生が生き生きと現れて来るのではないでしょうか。

 

私たち一人ひとりが、意識的に生きるということは、一つひとつの出来事に責任を持ち始めることでもあります。

エネルギーを注ぐべきところへ注いでるという意識的な人が、この地球の未来を創っていくのだと思っています。



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